【第1回】ServiceNow実装経験者に聞く、導入時の「つまずきポイント」と運用で「やってはいけないこと」

目次

ServiceNowの投資対効果を最大化するために「やってはいけないこと」とは

 業務の標準化と自動化の推進をコンセプトに開発されたITSMプラットフォーム「ServiceNow」。ITサービスマネジメントや資産管理、セキュリティオペレーション、カスタマーサービスマネジメントなど、幅広い業務に対応していることから、導入するエンタープライズ企業が増えています。

 しかし、さまざまなことができるがゆえに「導入のハードルが高い」のも事実です。ServiceNowの導入に当たっては「導入によって何を目指すのか」「既存の業務プロセスをどう変えるのか」「それを実現するためにどのような形で実装するのか」といった、一貫性のある目的と戦略なしには投資対効果を得るのが難しいという側面があることを理解しておく必要があります。

 エンタープライズIT協会では、ServiceNowの効果を最大化する導入で実績がある東急不動産ホールディングスの柏崎正彦氏をゲストに迎え、正しいSaaSの選び方と投資対効果を出す方法について考えるイベントを開催。IT資産管理にServiceNowを採用した結果、管理をどこまで効率化できたのかを実データで検証するとともに、ServiceNow導入の失敗につながる「つまずきポイント」と「やってはいけないこと」について柏崎さんにお話しいただきました。

 本記事の動画では、柏崎氏の講演の模様をご覧いただけます。

動画インデックス

・東急不動産ホールディングス株式会社 柏崎正彦氏プレゼンテーション「ServiceNow資産管理の利用でこんなに便利になりますが & ServiceNowはノーコードで使わないと運用で泣くことになります」

・東急不動産ホールディングス 柏崎正彦氏プレゼンテーション

【00:00:00】柏崎正彦氏 自己紹介と導入の背景
– ITサポートの方針
– 自己紹介と経歴
【00:02:25】資産管理導入の初期段階
– データ移行の課題
– 初期の失敗点
【00:07:15】資産管理システムの実際の使用方法
– サポート問い合わせ画面
– 資産情報の確認方法
【00:13:36】構成アイテムと技術的詳細
– ハードウェア情報
– ネットワーク情報
【00:19:13】資産管理のメリットと効果
– コスト削減効果
– 業務効率化の効果
【00:25:42】カスタマイズに関する注意点
– ノーコードの重要性
– カスタマイズのリスク
【00:30:19】まとめ

登壇者プロフィール

東急不動産ホールディングス株式会社

グループDX推進部 ITサービス企画グループ 主幹

柏崎正彦氏

ITベンチャーにて、IBM AS/400海外製ソフトウェアプリセールス(新規ビジネスを立ち上げ、4年で日本シェアNo1まで成長させる)と社内情シスを兼務後、EMCジャパンの情シスにて、日本拠点のITインフラ・ネットワーク・仮想化、ServiceNowをベースにしたIT組織変革を7年間担当。現在、東急不動産ホールディングス、東急不動産、東急コミュニティーの情シスを兼務。東急不動産ホールディングス全体へのServiceNowの企画・展開、東急コミュニティーの全ファイルサーバー170台/200TB Box移行、デジタルアダプションPendo全社展開、ゼロトラネットワーク、OktaによるID管理など多くのSaaSプロジェクト導入を主導。最近は、デジタルアダプションを広めるため一般社団法人日本デジタルアダプション協会理事としても活動中。

  • URLをコピーしました!
目次